暮らしと社会保障
後期高齢者医療制度〜中止・撤回の日まで〜
4月より、いよいよ後期高齢者医療制度が始まります。3月末に届いた保険証を見て初めて知った方も少なくないでしょう。4月支給の年金から保険料が天引き徴収され、さらに混乱を招くと予想されます。埼玉西協同病院では、この間一貫して後期高齢者医療制度の中止・撤回を求めてきました。反対署名は、全国で350万筆を超え、512の地方議会(全国自治体の27.5%)で「中止・撤回」「見直し」を求める意見書の決議がなされてきました。制度の問題点を知れば知るほど、国民の怒りの声が広がっているのです。
改めて後期高齢者医療制度の内容を簡単に言うと、 (1)なるべく医者には行かないように (2)なるべく入院しないように (3)入院したらなるべく早く退院を (4)薬は最小限で (5)病院で死ぬのはやめて (6)死ぬときの医療は自分で決めて書いておいて、ということです。
厚生労働省は制度創設当初の2年間は、医療そのものは「今までどおり」としています。しかし若年者(74歳以下)も含め全ての方に保険料を負担させることによって、「医療費が際限なく増えていくことの痛みを感じてもらう」事を目的として制度が作られること、2年後、4年後には後期高齢者の医療そのものも本格的な「包括医療」にするなどの見直しが予想されます。たとえ制度が実施されたとしても、野党4党が提出した廃止法案を急いで審議、早期成立させる構えで中止・撤回の運動を進めましょう!埼玉西協同病院でも引き続き抗議アピール行動を行っていきますのでご協力をお願いいたします。
医療相談室 主任 松本 浩一
2008/5/8
